スポーツドリンク飲みますか?
そこで、皆さん熱中症対策として、何を飲みすか?
特に、スポーツ時の水分補給として、まず、思い浮かぶのが
スポーツドリンクではないでしょうか?
しかし、本当に、それで良いのでしょうか?
実際は、スポーツドリンクを飲んでも、脱水症を改善する効果はありません。
スポーツドリンク≠体の水分を補給
なぜなら、糖分が多くNa(ナトリウム)が少ないからです。
もし、飲むのであれば、OS-1などの、経口補水液が良いでしょう。
一本を30分位かけて、ゆっくり飲みましょう。
もし、一気に飲んでしまうと、尿として排泄されてしまいます。
少しだけ汗をかいた場合は、塩分を摂取しなくても大丈夫です。
しかし、大量に汗をかいた場合は、塩分の摂取が必要です。
水1ℓに2gの食塩(ペットボトルのキャップの1/4)を加えた食塩水が有効です。
または、麦茶に梅干しの中位のものを加えたものは、
OS-1(経口補水液)と、ほぼ同じ位のNa(ナトリウム)量となります。
では、なぜ、こんな糖分が多いのでしょう?
1980年4月に発売された、ポ◯◯スエット
もともとは、手術後の医師が栄養補給の為に、点滴液を直接飲むのを参考に
点滴液を飲みやすくする為、多くの砂糖が加えられ、商品化しました。
すでに、全世界で300億本売られたそうです。
その為、コカ・コーラなどと大差ない砂糖が含まれています。
スポーツドリンクは脱水を改善もできず
しかも、歯がボロボロになってしまうのです。
虫歯は虫歯菌が原因でなります。
虫歯菌が糖分を摂取した時に出す酸が、原因で歯がボロボロになります。
酸性度の高い、スポーツドリンクやレモンなどの飲料で、歯が溶けてしまう事を
酸蝕歯と言います。
酸蝕歯は、歯が黄ばんだり、欠けたり、知覚過敏になったりします。
スポーツドリンクは、虫歯と酸蝕歯のリスクがあります。
歯はph4.5以下になると溶け出すと言われています。
では、スポーツドリンクはというと、
なんとph3.5と、とても低いです。
これでは、砂糖が多く、phが低く、
虫歯と酸蝕歯のどちらにもなるリスクがとても高い飲み物です。
しかし、全世界で約300億本売れたそうです。
つまり、とても飲みやすかった。
裏を返せば、とても甘く美味しかった、ということです。
もし、飲みたいのであれば、あくまで、嗜好品として飲みましょう。
投稿日:2016年7月26日 カテゴリー:予防歯科, 虫歯治療