お知らせ

ミラーテクニック PDstyle 正確な診断・治療

口の中って、とっても狭いんです。
その中の歯の裏側など、直視(直接目で見る)できない場所は
ミラーを使用して、治療します。
しかし、これがとっても難しいのです。

mirror
たとえば、下の歯の場合、白い丸手前は、ミラーでは後ろに写ります。
この像を見ながら、治療をするので、このテクニックには慣れが必要です。

そこで必要なのがPDです。
Drビーチの考え方です。

人は脊椎が重力に対応して垂直の時
つまり、第7頚椎点と第4腰椎点がほぼ垂直になる姿勢の時にもっとも安定した姿勢が保たれるのです。
PDとは人間が潜在的に持ち合わせている筋肉コントロール感覚のことを言います。
人が何らかの作業をするとき、平衡感覚を含む固有感覚を使って、脳からの指示を無意識に体の各部位へ伝達しています。
安定したポジションで治療することにより、触覚などの感覚を鋭敏に感知できるといわれています。
また、集中力も持続します。
歯科治療では、口腔内で±0.2mmレベルの精度が求められます。
そのためには

  • 安定した状態で治療が行える術者ポジションを確立すること
  • ミラーを有効活用すること
  • 術者との連携を密にできるアシスタントポジションを確立することが必要

また、4ハンドテクニックも重要なテクニックです。
Drの2本の手、アシスタントの2本の手を使用して治療します。
もっと手があれば良いのですが…

今回の講師は、もと同僚の先生でした。
会うのは久しぶりで、一日とても楽しい時間をすごすことができました。
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投稿日:2015年6月14日  カテゴリー:マイクロスコープ, 虫歯治療