歯を磨いているのに、なぜ?虫歯に…
最近では、子供の虫歯は減少傾向にあります。
しかし、20~80歳では約80%の人が
虫歯を経験しています。
大人の虫歯は増加傾向にあります。
特に、高齢者の虫歯有病率が多くなってきています。
大人の虫歯は、一度、治療した歯の詰め物と歯の間から
虫歯が再発する事が多いです。
これを、二次カリエス(う蝕)と言います。
また、高齢になると、歯肉が退縮して
歯根露出する事により、歯の象牙質部分の虫歯が増加します。
しかし、サンスターが調査したところによると
7割の人が、二次カリエスについて知らないという結果でした。
一度治療した歯、特に神経を取ってしまった歯は、
もう虫歯にはならないと思っている人がほとんどだったそうです。
また、歯を磨いているのに、虫歯になってしまった人が多く
しっかりと歯を磨けていないようです。
治療回数を重ねるたびに、歯質は徐々に失われ
どんどん歯が小さくなってしまいます。
1本の歯に対し、5〜6回の再治療で抜歯にいたるケースも多いようです。
二次カリエスの発症を抑制する事が
歯の寿命を延ばす事になります。
そのためには、二次カリエスに対する正しい知識
しっかりとした歯磨きを習得し、
定期的な検診が重要になります。
投稿日:2016年7月14日 カテゴリー:予防歯科, 虫歯治療